中国語は就職・転職に有利?経験者が教える語学が活かせる職種

中国語は就職・転職に有利?経験者が教える語学が活かせる職種

今日は中国語という語学が転職に有利に働くかについて考えていきたいと思います。

私自身は新卒で入った会社を辞めて中国に語学留学に行き、その後中国語を活かした職についています。

その経験をもとに結論からお話しすると、中国語力は就職転職に有利に働きます。

今回は、中国語が就職・転職で有利になる理由と、活かせる仕事・必要な中国語レベルについて解説していきます。

中国語が転職に有利に働く理由

端的に言って、「需要が高いから」です。

中国の人口は約14億人。たくさんの中国人が海外で働いています。

また、中国の経済発展に伴い、日本に支社を設ける中国企業もこの10年間で増えているという実感があります。

そのため、中国語が話せる人材を募っている企業も少なくありません。

このほか、今は下火ですがインバウンドでも中国語は大活躍です。

特にお客様に直接コミュニケーションをとらなければいけない接客業をやる場合、中国語を話すことができるというだけでかなり重宝されます。

つまり、中国語スキルは“業種や職種にこだわらなければ”引く手あまたといえます。

中国語スキルを中心にした仕事

「中国語スキル」自体を活かした仕事は下記の通り。下に行けば行くほど語学に関する専門性が求められると思います。

・化粧品やドラッグストアなどでの販売員
・ローカライズ(主にゲームや漫画の翻訳・世界観設定の調整)
・翻訳・通訳業

これらの職種に向いている人は「単純に語学が好き」という人です。

私個人としてはローカライズの仕事がいちばんおすすめだと思っています。理由を説明する前に各仕事で必要な中国語レベルを確認しましょう。

まず、販売員について。最初こそ緊張するとは思いますが、売り場での中国語はある程度決まった単語や表現がありますので、徐々に慣れてくると思います。中国語検定2級程度で対応できるのではないかと思います。

つぎに、ローカライズ業務。ローカライズ業務は、巣ごもり需要があったことからコロナの影響もあまり受けておらず、今後も需要も大きい職種だと考えられます。

近年、中国のゲーム企業などが積極的に日本市場で展開されていますのでチャンスだと思います。また、ゲーム翻訳は世界観を考慮しての翻訳がメインとなりますので、堅苦しい言い回しなどはあまり必要ありません。中検2級、HSK6級程度で対応できると思います。

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上記2つに比べて、翻訳・通訳はかなりの専門性が必要です。

加えて、商談などで同席する場合には間違えてはいけないというプレッシャーが常に付きまといます。下手したら通訳のせいで商談がうまくいかないということすらあり得ます。

これらを考慮すると、必要レベルは中国語検定は準1級以上HSK6級が最低ラインだと思っておいたほうがいいです。また、翻訳者なら日本語の語彙や知識をしっかり持っておいた方がいいですし、通訳者でしたら会話スキルに秀でていないと対応することが厳しいです。

中国語プラスアルファの経験を活かす仕事

語学を中心にしない仕事という考え方もあります。例えば…

・日本市場に精通した人材が必要な中国企業(メーカー・IT企業など)
・中国市場に打って出たい日本企業(中国未進出の日系企業)

前者の中国企業の場合、日本市場を熟知していることが前提条件となります。たとえば、テレビメーカーやスマホメーカーは中国語スキルよりも家電量販への営業経験を重視しています。こういった経験があり、かつ中国語力がある人は社内で重宝されると考えられます。

家電量販への営業経験もあり、中国もしっかり話せるってかなり狭い範囲の人材だと思いませんか?希少な人材であるからこそ、高収入を狙うこともできます。

後者の日本企業の場合について、日本企業でこれから中国へ打って出ようとする場合、中国人よりも日本人でいい人がいれば採用する傾向にあります。なぜなら撤退しても日本人社員なら別の業務を振り当てることができるからです。

残念ながらこの前者後者2つとも自分の経験と語学力が合致するケースは少ないと思われますので、虎視眈々とじっくりチャンスをうかがう必要があります。正直、こうした仕事につけるかどうかは運もあると思います。

語学を活かすために働くには?

未経験なら中国語にフォーカスを当てた職種に就くことが現実的

独自の業務経験があればそれに応じた職探しが重要になります。

いずれにせよ、自分はなんために中国語を活かして働きたいのか考えてみましょう。

中国語が好きで仕事で生かしたいと考えるなら、販売員・ローカライズ・通訳や翻訳中国語を武器に年収を上げたいと考える人は「中国語プラスアルファ」の仕事を探すべきです。未経験の場合は前半の職種を選ぶほか選択肢がないと思いますが、徐々にキャリアアップして後半の「中国語プラスアルファ」に挑戦することは十分可能です。

ぜひ、この記事を一つの機会に、「中国語を使って自分がどう働きたいか」を考えてみてください。

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