【横断性脊髄炎の話3】胃カメラにCT 人生初の検査を乗り越え、判明した検査結果はとてつもなく肩透かしだった

【横断性脊髄炎の話3】胃カメラにCT 人生初の検査を乗り越え、判明した検査結果はとてつもなく肩透かしだった

残暑残る9月、突然みぞおちと全身の痛み、手足の痺れに襲われた筆者の闘病記3話目(?)です。

横断性脊髄炎という病名にまだたどり着かず、ひたすら不明の不調と闘い続けていました。

みぞおちあたりの痛みを訴え、町医者にかかるも胃薬のみ処方…「こんな一般的な胃薬で治るんだろうか」と疑心暗鬼になりつつもその処方に一縷の望みをかけ、おとなしく家に帰り薬を飲んでみるが…?

今回はそんなところからスタートです。

前回の闘病記はこちら↓

【横断性脊髄炎の話2】出勤するも即帰宅、足には鉛?医者での診断は?

死にそうになりながら再び町医者へ

私は医者から処方された胃薬を飲み、眠りについたわけなのですが、全くと言っていいほど不調が全くと言っていいほど良くなりませんでした。

何ならどんどん体の動きが鈍くなっていくような感覚。

みぞおちあたりの痛みと手足の痺れがひどすぎて、どんどん呼吸が浅くなる…

このまま死ぬんではないか…

そんなことすら頭をよぎる。

ほとんど寝られないまま朝を迎えて、次の日も会社を休みました。

改善されないどころか、どんどん悪化していくため、再び町医者を訪問。

相変わらず長い時間を待たされて呼ばれたものの、「うーん、えらそうはえらそう(大変そうなん)だけど、何がそんなにしんどくさせてるのか分からんなー」と言われる始末。

ここで町医者先生は決断する。

「胃カメラやりましょうか!」

私は何か対症療法がしてもらえるなら胃カメラでも何でもやってくれ!!と、このとき藁にもすがる思いで、胃カメラをお願いしました。

ここで看護師のおばさまが「ここの先生は胃カメラ上手だから安心してねー」と励ましてくれたことを今でも鮮明に覚えています。

しかしながら、私はこの時、初めての胃カメラの恐怖よりも身体の不調に対する恐怖が強すぎて、「早くやってくれー!!」という感情しかなかった…。

そして、午前中の診療をやり終えた後、最後の最後に胃カメラをしていただき、「私はこれで救われる…」と本気で思っていました。

初の胃カメラの結果は…?

人生初めての胃カメラ、鎮静剤?のようなものを入れられ、ここ何日もまともに寝られていなかった私は爆睡していたようで、気づいたら終わっていました。

若干のどにヒリヒリというか、口内炎みたいな痛みが残るのみで、初胃カメラは私的に一ミリも辛いことはありませんでした。

これまでの数日間、ほとんど眠れていなかったので、むしろひとときの睡眠にありがたさすら覚えていたかもしれません。

起きた際に体の不調は消えているわけもなく、また絶望を味わいました。

「この全身の痛みは夢じゃないのか…」

先生は結果をすぐに教えてくれました。

「胃はめちゃくちゃ綺麗でした!」

そう、つまり不調の原因は何も分からなかったわけでした。

「嘘でしょ…こんなに痛いのに…?こんなに身体がおかしいのに…?」

私はまた絶望に包まれ、同じ胃薬を追加で処方され、帰るしかないのでした。

上司の提案でようやく総合病院の門を叩く

今後どうすればいいかわからず途方に暮れていた私は、今日の結果とともに明日以降も多分休みになることを上司に電話しました。

そして上司が提案してくれたのが

「総合病院に行ってみるか」

私は当時、田舎の職場だったにもかかわらず、免許がなかったため、上司が総合病院に車で送ってくれることになりました。

ご存知の方も多いと思いますが、総合病院は常に患者がごった返してて、いつ行っても待たされます。

私と上司は翌日の早い時間を狙って行くことに。

翌日、前日よりもさらに足の重さに拍車がかかり、「いよいよヤバいかもしれない…」そんなことを思いながら上司と苦しみながら談笑し、なんとか総合病院に到着。

いよいよヤバいと言っている通り、今振り返るとこの頃の記憶が一番曖昧かもしれません。

上司は車で待ってるから行ってこいと言い、私は体を曲げながら受付を済ませ、総合内科の順番を待つ。

そして、医者に「当然痺れとみぞおちの痛みが出たこと、痛すぎて眠れないこと、町医者で胃カメラをしたが何も異常がなかったこと」を全て話した。

そこでお医者さんの提案が

「CTで詳しく見てみましょう」

だったのです。

私はCTが何たるかを知らないものの、とにかく救われたくて「お願いします」と絞り出しました。

苦しみながら簡易ベッドの硬さに辟易しつつ、しばらく待った後、CTに呼ばれて腹部CTを撮りました。

そして簡易ベッドに横になり、その結果を待ちました。

神に祈るような気持ちで、「何か原因だけでもわかってくれ…」そんな気持ちで、一生にも感じられる結果までの時間を耐え忍びました。

そして、簡易ベッドの側まで来てくれたお医者様が言い放ったのは…

「何の異常も見つからなかったのでここで出来る処置はありません。今日はお帰りください。」

数値に現れない異常ほど、医者が嫌うものはない。

そう思った瞬間でした。

結局「何もわからないことが“わかった”」、それだけの成果でした。

初めてのCTと検査で28,000円ほどの診察代を支払い、ボロボロになりながら家路につきました(つづく)

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