社内ニートが辛い人に読んでほしい…メンタルが壊れる前に行動したことを経験者が語る

社内ニートが辛い人に読んでほしい…メンタルが壊れる前に行動したことを経験者が語る

私は社会人一年目で病気なり、入院・自宅療養を経て、約1年後に復職しました。

社内ニートをした後で復職しました。

そして、待っていたのは社内ニート(窓際族)のポジション。

暇でお金がもらえるなんて最高じゃん!なんて言われる社内ニートですが、私自身はものすごくつらかったです。

そんな社内ニートを2年過ごした私が、どんな1日を過ごし、社内ニートを脱するために何をして、最終的にどうしたかお話しします。

社内ニートの1日

私は復職した際に支社の総務課に異動になりました。

総務課ならいいんじゃないか?と思うかもしれませんが、そもそも私が異動になった総務課はもともと存在しなかった部署でした。

存在しないところへ人員を入れたところで、仕事があるはずがありません。

当時24歳だった私はほとんど社会人経験もないのでできることを考えて手伝ったりしていました。

たとえば消耗品の注文、コピー、シュレッダー、お茶の補充、掃除などです。

具体的にはこんな一日です。

9:30  出社

10:00 キャビネット内の書類をスキャン・電子化(10分弱)→こっそりネット

12:00 昼休み→こっそりネット

12:45 昼休み終了

18:00 退社

はい、これくらいです。

一日のタスクは10分ほどで終わります。

月初は請求書を5件ほど処理するのでこれにプラスした作業が発生しますが、せいぜい30分もあれば終わる作業です。

どうでしょう?もし同じく社内ニートをされている方はご自身と比べてどうでしょう?

もっと忙しいですか?暇ですか?

社内ニートはつらいのか

正直、めちゃくちゃつらいです。

支社内の人間は私に仕事がないことを知っています。また、支社内に同期が2人いて、私を「かわいそうだよね」とよく言っていました。

やることもないし、5分経つのがめちゃくちゃ長く感じます。

ずっとネットサーフィンをしていると白い目で見られるため、Excelの練習や簿記の勉強をこっそりやったりしていました。

おそらくばれていたとは思いますが・・・

何より辛かったのが周りの目です。

「あの人仕事がないんだよ」と陰で言われているような気がずっとしていました。

また、社内の人は優しくしてくれるけど、総合職として入社した私は真っ先に出世競争から外れてしまったという焦りもありました。

後から入った後輩のほうが昇格試験を受け、私には昇格の話は一切きませんでした。

そんな私を見て、同期は「あれはないよなぁ」と同情してくれましたが、その同情すらもとても心をえぐられる感覚でした。

後述しますが、ただ辛いと悲観的になるのは良くないと感じたため、業務中や業務後に自主的に勉強し資格を取り、異動希望も出しました。

「もっといろんな業務を経験したい」「これからもこの会社で働くために色んなスキルを身に着けたい」そんな前向きな言葉を面談で話しました。

しかし、2年間ずっと私は社内ニートから脱することはできませんでした。

社内ニートを脱するためにやったこと

・資格取得

先ほども書きましたが、資格をいくつか取りました。

日商簿記検定3級・2級

第一種衛生管理者

HSK(中国語の試験)

頑張って勉強をして、会社にも報告しました。

上記の資格を活かすことができそうな部署への異動希望も出しましたが、かなうことはありませんでした。

やる気はあるのに、仕事がもらえない、一回病気になった人には何も仕事をくれない会社に嫌気がさしてきて、毎日会社に行くのがつらかったです。

好き勝手出来ればまだましかもしれませんが、会社のPCはログがとられているし、サイトも制限されていました。

そして何より辛かったのは、周りの目です。

社内ニートとして過ごしている自分がとても恥ずかしかったです。

・転職活動

次にやったのが転職活動

転職は今の総務系の事務職を志望。

私は社内ニートではありましたが、仕事をもっと頑張りたいという気持ちがありました。

ですが、社会人1年目で病気をしている上に復職後は社内ニートなので、全く社会人経験がないと言っていいくらいの状態でした。

何とか面接に呼んでいただいても、やっている仕事は話すほどの内容ではなく、とても苦労しました。

これに追い打ちをかけたのが病歴でした。

面接の最中、話がある程度盛り上がっても病気のことを話すと顔色が一変。

「事前にいただいた書類には書いてなかったですよね」と厳しく言われました。

私の病気は再発というものがないのに「再発しないと言い切れるのか」など、嫌みも言われました。

とにかく、社内ニートと病歴がある私には転職はかないませんでした。

最終的に下した決断…社内ニートがとるべき行動とは?

私は結局、約2年間社内ニートをしましたが、その社内ニート生活で達成感のある仕事は一つもありませんでした。

そして、結局会社を辞めて海外留学をする決意をします。

この海外留学を決断した理由は

・社内ニートは何も身につかない

・精神的につらい

・転職するにも社内ニートをし続けるほど不利になると感じた

・異動希望が通らない

・病歴があると転職もできない

・圧倒的な武器(スキル)が欲しかった

社内ニートをしている人に言いたいのは、一刻も早く別の環境に行くべきだということ。

私はそれまで浪人や留年をしたことがなく、人生で遠回りを経験がありませんでした。

そのため、仕事を辞めて留学に行くという他人とは違ったレールを走るのはめちゃくちゃこわかったです。

ですが、あの時リスクを取ってよかったと心から言えます。

所帯持ちの方はすこし会社を辞める決断が難しいと思いますが、社内ニートは本当に精神的に堪えます。

そのため、自分の大切な時間や心を消耗しないために、いま社内ニートをしている人は仕事を辞めるという選択肢を真剣に考えるべきだと私は思います。

もちろん社内ニートなので語れることは少なくても、転職は早ければ早いほど有利だと思います。

最初の第一歩でも踏み出すことで、達成考えられますし、自分で知らず知らず諦めてしまっていることに気づかされます。

社内ニートになったら早く転職すべきだということに関する記事をほかにも書いています。

よろしければ併せてご覧ください。

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私は社内ニートのときはリクルートエージェントに話を聞きに行き、留学後は別の転職エージェントや転職サイト・企業サイトから応募しました。

これを読んでいる社内ニートの皆さん、現状を変えるのはこわいかもしれませんがぜひ勇気を出して一歩踏み出してみてほしいと切に願っています。

(2021年12月8日更新)

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