【実体験】東証一部上場企業(現・東京プライム上場)に入って後悔…もったいないけど会社を辞めた話
大学生なら、「大手に入ってしっかり働いていたら安定してるし幸せ」と思うはず。
いま就活をしている大学生ならある程度の規模の会社や上場している会社が世間体もいいし、入りたいと思っているのではないでしょうか。
マイナビの運営する「マイナビキャリアリサーチLab」が出している「企業志向の経年変化(大手企業か中小企業か)」を見ると、22年卒は51.1%が大手企業を志望しているということが紹介されています。
実際に私自身も、就職氷河期でありながら大手企業志向が強かったです。
しかし実際に働いき始めてみると、そんなあこがれていたキラキラした幸せライフは遠いものでした。
今回は東証一部上場企業(東証一部=現・東京プライム市場)に入社して、その選択は良くなかったと判断している私が、その理由を分析してみようと思います。
やらされていることに意味が見いだせなかった
私はいわゆる「Fラン大学」を卒業しながら、就職氷河期ながらも東証一部上場企業に入社できました。
むだに運のよかった学生でした。
要領が良かったわけではないのですが、就職氷河期だったこともあり、とにかくたくさんの企業にエントリーをしていました。
数をこなすためにいくつも企業で面接を受けているうちに、面接力だけはどんどん磨かれていったように思います。
その甲斐あってか、内定をいただけたのが東証一部に上場している、歴史のある企業・A社。
親に報告すると親も喜んでくれ、私は鼻高々に入社日を迎えました。
そして、待ちに待った入社初日にやらされたことは、なんと「声出し」でした。
・・・!?
もちろん、新卒同期の中には営業配属になる人もいます。
しかし、元弊社のような大半が営業ではないという状況で、突然始まった「声出し」。
私が入った会社は飲食やサービス業ではなかったため、そんなにガンガン声を出すような職種はほぼありません。
なのに、何でこんなに大声で「おはようございます!」と「ありがとうございます!」を連呼しなければいけないのか…私にはわかりませんでした。
その後、配属された先でも無駄な残業や飲みにケーションなどがたくさんありました。
歴史ある会社だからこそなのか、とにかくそれが仕事に何の役に立つのか分からないことばかりでした。
この付き合いをした先に、「なりたい自分になっている」将来が見えませんでした。
大企業は個人プレーではだめなので、周りに同化することを求める企業が多い傾向にあります。
もちろん、自分がその中で非効率な環境を変えていける力があればいいですが、大きい会社ほど変わることを嫌がります。
悪しき風習にドン引きした
新卒で入社した会社は大手企業だったので、配属や異動からは避けられません。
但し、研修中に3度も面接をして希望を伝えていたはずなのに希望どおりの配属となったのは11人中3人だけでした。
あとの新卒者は自分の希望していない職種に就き、ほとんどの新卒者が出身地から引っ越しをしなければならず、現代版「女工哀史」みたいでした。
A社は悪いしきたりがあって、「転勤や異動を断ると干される」、また「家を買うと遠いところに異動になる(ローンを返済するために働き続けなければいけない状況を逆手に取った人事)」ということは私が退職するまでの3年で幾度となく見てきました。。
正直、パワハラ・セクハラなんてそこら中にありました。
A社は総合職のみの採用でしたが、女性はあまり出世できない社風でした。
また、セクハラ問題が起きると基本は女性が異動になるということが多く、明らかに処遇に差別があったというのも事実です。
「異動にしてあげたんだから適切に対応した」と言いたいんでしょうが、セクハラをした男の上席はしばらくすると子会社の社長になり、二年もすれば本社の出世コースに舞い戻れる仕組みでした。
電通の過労死やパナソニックの子会社の新卒者に対するパワハラ問題をみると、胸が痛むと同時に「大企業ならありそうな話だな…」と思ってしまう自分がいます。
指示以外のことをしてはならない
大企業になればなるほど企業構造が細分化されており、新卒者や若手のやることはかなり限られています。
自由な発想を持ったところで「出る杭は打たれる」という状況が多いと思います。
もちろん、入社してすぐに任せてもらえるという素晴らしい大企業もあるかもしれませんが、基本的には上司が言ったこと以外「やっていはいけない」という状態。
新卒社員が無難にまじめに過ごしてくれる方が上司にとってもありがたいのです。
ただ、私が思うのは、「指示待ちでしか行動してこなかった人間は、転職で絶対に苦労する」ということです。
金融の営業職で働いていた人が金融の営業職に転職するのなら、やることに大きな変化はないのでうまく転職できるかもしれません。
しかし、新しい職種にチャレンジしようとした場合、今後は未経験のことで成果を上げなければなりません。
そうした状況の中、これまで指示待ちだった人がいきなり自分から動けるでしょうか?
ほぼ100%できないと思います。
<そのため、今後のキャリアを考えた際に指示待ちでしか動けない人間にされてしまうような会社に働き続けるのはとてもリスキーなことなんです。
大企業を辞めたいと思っている人へ
代わり映えのしない日々…
堅く守られた年功序列…
古い価値観…
これらに嫌気がさし退職を決意。
東証一部上場の企業ともなると、倒産のリスクは低く、経営はとても安定しています。
内定が出たときは親も喜んでくれるくらいの優良企業でした。
それでも、辞めて他の会社を経験した今言えることは、退職して転職して良かったということです。
あの環境に30歳までいたら、おそらく「とてつもなく使えない人材」になってしまったと思います。
どんどん転職が当たり前になっている今、「東証一部上場企業だから辞めるのはもったいない」なんて考えず、自分が次のステージに行きたいと思うのであれば、その気持ちに素直になった方が後々後悔しないと思います。
私は何度も転職しているからこそ感じるのですが、転職市場というのは若ければ若いほど有利です。
とりわけ、未経験職種はそれが顕著です。
ぜひ自分が現状どういったキャリアを歩んでいくべきなのか、どういった仕事にチャレンジできる素質があるのか、転職エージェントに話を聞きに行ってみて下さい。
ここで私が利用したことがある転職エージェントを少し紹介します。
おすすめはリクルートエージェント です。
最大手の転職サービスのため、求人数が桁違いで多く、いろいろなタイプのエージェントさんが揃っており、様々な角度からのアドバイスが聞けると思います。
もし20代であれば、若手に強い「マイナビジョブ20’s 」もなかなか良かったです。
若手を甘くみるエージェントだと年収が低い求人を送ってきたりしますが、私が利用したときマイナビに関してはそういったことがありませんでした。
初めての転職や20代での転職であればマイナビが圧倒的におすすめです。
また、パソナキャリア も面接サポート(各企業の質問集など)が非常に丁寧だったためおすすめできます。
アラサーの方や転職を複数回している方に向いているサービスだと思います。
私自身も29歳の時に利用しましたが、非常に丁寧できめ細やかな対応をしていただきました。
このほかにもたくさんの転職エージェントが存在します。
「転職エージェントは使えない」という声も聞きますが、いい転職エージェントさんに出会う近道は複数の転職エージェントに登録することです。
面談や最初の求人案内の質を見て、どのエージェントをメインで使うかを決めると「良い転職エージェントさん」に当たる確率がグッと上がります。
利用はタダなので、ぜひ転職エージェントを使い倒しましょう!
「転職エージェントは少しハードルが高い」という人は、リクナビネクストやマイナビ転職で条件を入力してみるのも大いに価値がある第一歩だと思います。
おわりに
いろいろと書きましたが結論として、私には東証一部上場の大企業は明らかに肌に合いませんでした。
当然、ここに書いてあることがすべての大手企業に当てはまるわけではないので、あくまで参考程度にしておいてください。
大企業に勤めていれば、中小企業に比べ、大きな仕事に携わるチャンスは増えます。
そこに携われるまで我慢するか、別の道で自分を成長させるか、この判断は個々人に委ねられています。
どっちが正解でどっちが間違いということはありませんが、いろんな仕事に共通するスキルやメンタルを持つことがこれからの時代、大切になっていくんではないかと私は考えています。
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